Dairy Comp305~新導入の繁殖管理ソフト~

Dairy Comp305とは?

繁殖検診の際、便利なツールとして繁殖管理ソフトがあります。NOSAIオホーツクでは「Dairy Comp305」という管理ソフトを新たに導入し、順次移行します。

佐呂間診療所では現在、17戸の農場でDairy Comp305を使用し、平均空胎日数は140日、農場によっては120日未満の農場もあり、繁殖成績改善に貢献しています。

今回はこのDairy Comp305について紹介します。

Dairy Comp305の特徴

①検診表と発情周期表の作成が容易にできる。

これは、通常のソフトでも行えるものです。

次に他ソフトにはないDairy Comp305の特徴を紹介します。

②発情発見率が正確に算出される。

近年、繁殖成績改善には発情発見率のモニターが必要とされ、Dairy Comp305は発情発見率を正確に算出できる唯一のソフトです。

既存ソフトの発情発見率は計算値であり、実際の数値とはかい離する場合があります。(図1)

図1

 

③さまざまな受胎率を算出できる。

一概に授精といっても、自然発情による授精、PGによる授精、CIDRによる授精など、様々な内訳があります。

Dairy Comp305ではその割合や受胎率が算出できます。

たとえば、A農場では自然発情による授精が全体の6割以上であるのに対し、B農場では自然発情が4割である、A農場では自然発情の受胎率が一番よく、PGよりもCIDRによる授精のほうが、受胎率が10%以上高いというような分析もすぐに可能です。(図2)

図2

 

④期間を限定できる。

他ソフトでは多くの場合、過去一年間の成績だけが示されますが、Dairy Comp305では期間を自由に設定して分析することができます。

期間を区切った分析をすることで、何らかの管理変更をした場合、その影響の有無を評価することができます。(図3)

図3

 

もちろん、あくまで分析ツールであるため、使用すれば問題がすべて解決するものではありませんが、Dairy Comp305はそのほかにも既存の管理ソフトを大きく凌駕する分析能力をもち、佐呂間では繁殖改善に関して着実に効果を上げています。

Dairy Comp305は各診療所に配備されています。興味のある方は、ぜひ獣医師にご相談ください。

最終更新日:2020年6月25日