繁殖管理で、ひと工夫

繁殖管理のゴール、一年一産のためには、「個々の牛がどのような泌乳ステージにいて、どういう状態で、これからどうなってほしい牛か」を正確に把握することが必要です。そのためには、まず日々の発情観察、合わせてそれを正確に記録することが重要です。さらにそれらの情報は、飼養管理に携わる人、たとえば家族全員が共有することが必要です。
今回、一般的な繁殖記録台帳を利用しやすく工夫されている例、そして、個々の牛の情報を群管理に生かすため、自作の繁殖管理ボードを活用されている例をご紹介します。

例1 版直台帳に「インデックス」を貼って、牛を探しやすくしよう

繁殖管理の基本となるのは、分娩、授精、治療、妊娠などの情報が書き込まれている繁殖台帳です。頭数が増えると、目的の牛を探すのが大変になります。そこで台帳にインデックスを貼って整理されている例です。

例2 「ホワイトボード」と「マグネットシート」で繁殖ボードを作成

個々の牛の情報を繁殖管理台帳に整理することに加え、それらの情報をすぐ分かる方法でまとめ、牛群全体で管理する手段が必要です。
上の写真は、ホームセンターで売っているホワイトボードに、100円ショップにあるマグネットシートで作った牛ごとのシートを貼って管理されています。分娩後未授精、授精中の牛、妊娠鑑定済み、乾乳牛など、牛の状態によりグループ分けして管理されています。日々の作業中、必ず目にするところにこのボードを設置することで、家族みんなが注意すべき牛を把握できることも利点です。

牛ごとのシートには個体ID、分娩月日、産次数、授精月日、次の発情予定日などを書いておき、注意して発情観察する牛を特定しやすくされています。

 

最終更新日:2019年2月5日