北海道の北見市にある農業共済組合の公式ホームページです。

オホーツク農業共済組合
〒099-0879 北海道北見市美園497-1
TEL
0157-66-6000
FAX
0157-37-2000

技術情報

2016/09/02

牛鼻腔内投与型ワクチンについて

感染症による損害は大変大きなものであり、それゆえワクチン接種は、感染症の予防に非常に大切となります。

 

◆牛鼻腔内投与型ワクチンとは?

ワクチンは、生ワクチンと不活化ワクチンに大別されます。牛鼻腔内投与型ワクチン(以下TSV|2)は、妊娠牛を含む健康な牛の鼻腔内に投与する弱毒生ワクチンです。

これにより、牛伝染性鼻気管炎ウィルス及び牛パラインフルエンザ3型ウィルスの感染によって発生する疾病を予防します。

全身性の液性免疫により血中抗体を上昇させ両ウィルスによる呼吸器症状に対し防御効果が得られます。

 

◆特長って?

鼻腔に投与するだけなので、牛へのストレスが少なく、注射痕も残しません。注射によるワクチンは全身感染の防御が中心で、防御能を得るまでに1か月くらいかかります。

一方、TSV|2は、投与後2、3日で鼻腔粘膜における局所防御能が早期に得られ、さらに4週間ほど経てば、注射と同じように全身防御能も得られます。また妊娠牛への投与にも安心性が認められています。

 

◆投与のタイミングはいつ?

呼吸器病の多発する少し前が基本ですが、ストレスを受ける離乳や移動の直前に投与することも効果的です。

流行時でも投与することで重篤化を軽減される事も証明されています。また注射型ワクチンと同時投与も可能です。

 

◆最後に

今年の冬も群飼育にて、特に仔牛の呼吸器症状の蔓延が見受けられました。呼吸器症状が多発する前にTSV|2を投与する事で、症状の軽減や蔓延を防ぐ事が出来ると思いますので、今回参考にしていただけたらと思います。

仔牛の肺炎の予防におけるワクチンの効果は、適切な初乳給与、清潔で暖かい環境、十分量のミルクの給与などがあって初めて効果が現れるものです。

TSV|2の使用に関しては、一度獣医師に相談してみて下さい。

オホーツク農業共済組合 〒099-0879 北海道北見市美園497-1
TEL
0157-66-6000
FAX
0157-37-2000