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オホーツク農業共済組合
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技術情報

2014/06/01

アブ・サシバエ対策

アブやサシバエは、その吸血行動によって牛に多大なストレスを与えます。その結果、増体率や乳量の低下等を引き起こすだけでなく、白血病ウイルスをはじめ、感染症の伝播や未経産牛の乳房炎の一因となります。

アブ対策

アブの防除は、他の家畜害虫に比べ困難で、適切な防除法は確立されていません。
成虫対策として、殺虫剤の牛体への直接散布や、黒色に集まってくるアブの習性を利用した自作アブトラップ(東北農業研究センター白石氏考案)の使用が挙げられます。しかしこのアブトラップは、牛の腹側を狙う小型のアブには効果がありますが、背中を狙う大型のウシアカアブの捕獲は期待できません。

白石氏が考案した捕殺要ボックストラップ
(http://cse.naro.affrc.go.jp/siraisi/trap/より)

 

サシバエ対策

サシバエ対策では、①発生場所を確認し、そのエリアの掃除を行います。加えて状況に応じて②幼虫(ウジ)対策や③成虫対策を行います。

①発生場所の確認・清掃
サシバエは、放置された糞便や掃除されにくい場所(例 牛舎・牛房の隅、給水器の下、子牛のハッチ・ペンの周り等)などに産卵します。掃除されにくい場所は越冬にも適しています。

②幼虫対策
発生場所へ脱皮阻害剤(IGR剤)を散布します。2週間~4週間間隔で、しっかりと浸透させるように散布すると効果的です。

③成虫対策
物理的な対策として、目の細かい防虫ネット(2㍉以下)の設置や、1.5㍍以下の低い位置でのハエ取り紙や電撃殺虫器の使用があげられます。また、サシバエの休息場所となる牛舎周りの草刈りも大切です。化学的な対策として、サシバエや牛体へ直接殺虫剤の噴霧を行います。

アブ サシバエ
発生時期 6月~9月(真夏の昼間が多い) 春先や秋口の涼しい時期
吸血について 雌のみ(産卵のため) 雌雄両方(15~30℃で活発)
吸血方法 皮膚を切り裂き吸う 刺して吸う
発生源 湿地、草地、森林等 糞便、堆肥
1~2週間 10~26日(3回脱皮)
幼虫 1~3年にわたり脱皮を繰り返す
1~2週間
成虫 1か月程度 10~30日程度

【まとめ】

放牧牛へは、牛の背中にかけるプアオン製剤の塗布(効果は短期間)、忌避剤入りイヤータッグ(効果は半年程度)の使用が挙げられます。
周辺環境に殺虫剤を散布する際は、薬剤抵抗性がつきにくいよう、数種類の薬剤でローテーションを組み使用しましょう。

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