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2008/04/13

乳房炎の話

『乳房炎の話』

乳房炎は、原因菌が搾乳中、搾乳後に乳頭口から侵入によることで発症します。

今回は、乳房炎の発症のメカニズムについて簡単に説明します。

1.いつどのようにして細菌は侵入するのでしょうか?

 

簡単に言うと、①搾乳中のライナースリップ、②搾乳後乳頭が閉鎖する前に牛が寝ることで発症します。

つまり、搾乳中に空気が入らないように搾乳すること、搾乳後牛を立たせておく事で乳房炎の発症は、減少するはずです。

     

2.なぜ、搾乳中のライナースリップで細菌が乳頭口から侵入するのか?

 

図1の様に、ライナースリップで入った空気と乳汁が乳頭先端の細菌を洗い落とし、高細菌乳汁となり、そのまま乳頭口から侵入するからです。

写真1は、乳頭の側面と先端を培養したもので、拭き取り前に付着していた細菌が拭き取り後に減少しています。

搾乳作業では、乳頭先端をしっかり洗浄し、水分も拭き取ることで乳頭先端の細菌数は、確実に減少します。

ライナースリップ防止のために、乳頭をしっかり刺激して、乳房が充分に張ってからミルカーを装着しましょう。

     

3.細菌が侵入すると必ず乳房炎になるのか?

 

侵入した細菌の数と牛の抵抗力の力関係で、乳房炎になるか、細菌を撃退するかが決まります。

粗飼料の品質、サイレージのカビや2次発酵、誤った配合飼料の給与(ルーメンアシドーシス)などで牛の抵抗力が減少します。

     

4.乳房炎の原因菌はどこから来るのでしょうか?

 

搾乳中に乳頭口から侵入する原因菌の多くは、牛床にいる細菌です。

 
 

つまり、牛床の細菌数を減らせば乳頭に付着する細菌数も減少して乳房炎の発症は、減少するはずです。

     
 

 

気温が上がると牛床の細菌数も増加するために、乳頭に付着する細菌数も増加していきます。当然、乳房炎の発症も増加します。

牛床へクリーンサポートを撒く、乳頭先端をしっかり拭く、搾乳中のライナースリップに注意して乳房炎の発症を抑えましょう!

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